「シリーズ もしもしアメリカの本屋さん」では、
実際にもしもしが訪れたアメリカの独立系書店を紹介します。
イリノイ州最大の都市シカゴ。
観光客であふれるシカゴ美術館とグランドパークの向かい、ミシガンアベニューに面して存在感を持ってたたずむFine Art Buildingという歴史的建造物があります。
シカゴのランドマークとして知られるこの建物には、アートギャラリー、スタジオ、劇団、デザイン会社など、アートにまつわる様々なテナントが入っています。
その一区画を占めるのが、Exile in Bookvilleという独立系書店です。
ひんやりと古めかしい階段を上り、2階の内廊下を進んでいくと、ガラス張りのドアからにおしゃれな店内が見えます。
入り口には、店名Tシャツを着たがいこつがぶら下がっています。
店内のインテリアや販売している雑貨はポップ&ロックなテイストです。
にぎやかな大通りに面した窓から光が差し込む店内には、天井まで伸びる本棚に本がぎっしり詰まっています。
小さなポップに手書きでびっしりと書き込まれた本紹介を読んだり、ふと手に取った小説がサイン本であることに感動したりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいす。
店主のおじさんは、お世辞にもに愛想がよいというわけではない、というか、一見すると怖そうに見えるのですが、実際にはとてもカジュアルに話してくれます。
お会計の際に話してみると、自分でも顔が怖いことをネタにしているくらい、チャーミングな本好きのおじさんでした。
独立系書店で楽しみなのが、本を買ったときにつけてくれるしおり。
Exile in Bookvilleのしおりは、チケット風デザインで格好良いです。
最初から最後までアートに浸れる素敵な書店でした。
Exile in Bookville
410 S. Michigan Ave, Second Floor
Chicago, IL USA
60605
Exile in Bookvilleの公式HPはこちら↓