「シリーズ もしもしアメリカの本屋さん」では、
実際にもしもしが訪れたアメリカの独立系書店を紹介します。
ルイジアナ州最大の都市ニューオーリンズ。
フランス文化が華開くこの街の中心地は、ジャクソン・スクエア広場を中心としたフレンチクオーターと呼ばれる地域です。
観光客であふれるフレンチクオーターから車で15分ほど離れた閑静な住宅街の中に、ブックカフェBaldwin & Co.があります。
20世紀のアメリカ黒人作家であるジェームズ・ボールドウィンが誕生したのは、ニューヨーク州ハーレムです。
ですが、アメリカ文学史上おそらくもっとも重要である「人種」や「性」というテーマで価値ある小説を生み出したボールドウィン。
その彼の名を掲げて、ニューオーリンズという深南部の土地に多くの人や知識が集まるブックカフェを作ったことは、とても意味があると思います。
入り口を入るとまずは、カフェカウンターと飲食スペースがあります。
こちらのカフェカウンターでは、ボールドウィンの作品タイトルがつけられたドリンクを注文することができます。
もしもしは、”If Beale Street Could Talk” (『ビールストリートの恋人たち』)のカフェラテを飲みました。
ちょっとスパイシーなアクセントがつけられていて美味しい。
さらに、店内奥に進んでいくと、おしゃれに配置された書棚がずらりと並んでいます。
ボールドウィンやモリスンのような古典小説から、出版されて間もない話題の本まで、主にアフリカ系アメリカ人作家の小説や自伝を取り扱っています。
書店としてだけでなく、おしゃれな飲み物やショップグッズを販売する抜群にセンスの良いブックカフェとして、地域の人々や観光客に愛されているという印象でした。
ちなみに、このブックカフェを運営しているBaldwin & Co. Foundationは、アフリカ系アメリカ人の貧しい若者の式辞率の向上など、様々な社会活動を行っています。
ぜひ公式HPをのぞいてみてください!
Address:
1030 Elysian Fields Ave
New Orleans, Louisiana 70117
Call: (504) 354 – 1741
Email: info@baldwinandcobooks.com
Open 7 days a week
Monday – Sunday: 7am – 6pm
Baldwin & Co.の公式HPはこちら↓